合葬墓と納骨堂の違い

慶光霊園

合葬墓と納骨堂の違い

【お墓は先祖のつながりを象徴する】
日本のお墓は、儒教の影響が色濃く反映されています。 儒教では、先祖と子孫の「縦の関係性」をとても重要に考えます。
儒教の思想を最も分かりやすく表しているのが「親孝行」ですが、これも、「縦の関係性」を象徴した言葉です。なぜなら、親子関係は最も密接な先祖関係だからです。
このように、お墓は死者を祀るためのものであると同時に、その家のつながり、家系や家制度を象徴するものでもありました。

私たちの命はご先祖様からの命のリレーの先にある。このような先祖から子孫への「縦の関係性」を世代を超えて表してくれるのがお墓だったわけです。

【個別墓と合葬墓】
合葬とは、遺骨を他の人のものとひとまとめに埋葬することです。そこに建てられるお墓のことを合葬墓と呼びます。
さて、上述の儒教の考え方やその慣習により、合葬はどちらかというと簡素な弔いの方法だと考えられてきました。

死者の存在をほかの大多数の死者とひとまとめにして考えるよりも、固有の死者を固有の子孫が手厚く弔うことの方が「よし」と考えられていたのです。

【合葬墓が選ばれる時代】
とはいえ、昨今は合葬を選択する方が多くおられます。
原因は、家族関係の希薄化、核家族化、単身者世帯(いわゆる「おひとりさま」)の増加、少子化、格差社会、死生観の変化、宗教観の希薄化など、さまざまな要因が挙げられます。

親と子で住む場所が異なれば、当然お墓が代々続いていく可能性も減少します。

こうした時代背景が、個別墓を守ること、持つことを敬遠させているようです。

合葬墓の費用

【合葬墓の構造】
合葬墓は、遺骨の一時預かりとしての役割と、埋葬所としての役割と、礼拝としての役割を兼ねています。
というのも、多くの合葬墓では、いきなり遺骨を土中に埋葬するのではなく、一定期間遺骨を壺の状態で保管できる構造にしているのです。
この一定期間は、寺院によって異なります。
10年のところもあれば、13年のところもあれば、33年のところもあります。
そして、一定期間を過ぎれば、土中に埋葬します。
また、合葬墓の上部には石碑や石仏が据え付けられており、この対象物に向かって参拝の方は礼拝するようになっているのです。

【合葬墓の費用 一定期間の個別保管を希望する場合】
遺骨を預けてすぐに土中に埋葬するのではなく、一定期間個別の保管を希望する場合、遺骨は躯体内部の棚や、半地下構造の納骨室で保管されます。
寺院が定める一定期間、毎年合同法要で供養されますし、家族がお参りに来ることもできます。
契約内容によっては遺骨を返却してもらえることもあります。
費用は、20~30万円くらいが相場ではないでしょうか。
また、共同の墓誌に故人様の名前などを刻印するので、その工賃も必要となるでしょう。

【合葬墓の費用 預けてすぐの合葬を希望の場合】
遺骨を預けてすぐに土中に埋葬する場合は、費用は数万円で済むことが多いでしょう。 個別に名前を刻印することもないですし、土中に埋葬してしまったら返却してもらうこともできません。

合葬墓と納骨堂の違い

合葬墓とはお墓です。つまり野外の施設です。
納骨堂とはお堂です。つまり建物そのもののことです。
一般的に呼ばれる「納骨堂」とは、納骨檀が安置されている建物のことです。
納骨壇とは、屋内に納骨することのできる施設で、ロッカー型になっているものがほとんどです。
ただの収蔵機能だけのものもあれば、扉を開けるとご本尊が祀られている仏壇仕様のものもあります

屋内であるために、雨の日でもお参りができる、掃除の必要がないなどの理由から一定の人気を得ています。
「遺骨を埋蔵する仏壇」という意味では、お墓と仏壇の間の機能を果たしたものと言えるかもしれません。

費用は、仕様によって異なります。
遺骨を納めるだけのものであれば、20~30万円程度、個別に礼拝施設を設けたものであれば50万円~100万円近くするでしょう。

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